
Lenovo(レノボ)が、ゲーミングノートの常識を覆すほどの軽量モデルを発表しました。
新モデル「Legion 7i 16 Gen 10(型番:16IAX10)」は、わずか1.978kgという重量ながら、Intelの最新Arrow Lake-HXプロセッサとGeForce RTX 50シリーズGPUを搭載する本格仕様。RazerやMSI、ASUSといった競合の16インチ機を上回る軽さが話題となっています。
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16インチで2kgを切る衝撃。軽さと性能を両立
ゲーミングノートといえば、強力なCPUやGPU、冷却機構の関係でどうしても重くなりがち。
たとえば「Razer Blade 16」や「HP Omen Transcend 16」は軽量設計を売りにしていますが、それでも2.1kg前後あります。
今回のLegion 7i Gen 10は、16インチクラスで最軽量級の1.978kg。
競合のMSI「Stealth 16 AI」やASUS「Zephyrus G16(2025)」と比べても、わずかに軽い仕上がりです。
このクラスで2kgを切るというのは、もはや“ウルトラブック並みの軽さ”と言っていいでしょう。
軽量化の裏にある設計の工夫
Lenovoがこの軽さを実現できたのは、細部の見直しによるもの。
まず、バッテリー容量を84Whに抑え、重量バランスを最適化。
さらに、全モデルにOLEDパネルを採用し、従来より重かったIPSパネルを廃止。
ポート類も前世代(Gen 9)からわずかに減らし、内部構造のシンプル化を進めています。
ただし、こうした軽量化の中でも“性能を落とさない”のがこのモデルの特徴。
CPUにはIntel Arrow Lake-HXシリーズを採用し、GPUにはGeForce RTX 5060または5070(最大TGP 115W)を搭載。
この重量で115WクラスのGPUを積むのは異例で、同等GPUを積んだAlienware 16 Auroraなどの重量級モデルを上回るパフォーマンスを発揮すると報じられています。
日本での発売は未定、海外では高評価レビューも
現時点で日本での発売予定は未定ですが、海外メディアではすでに実機レビューが始まっています。
「Legion 7i 16IAX10」は、軽量化とパワーのバランスを両立させた新世代ゲーミングノートとして注目を集めており、レビューサイトでは「最も軽く、それでいて妥協のない16インチゲーミングノート」と評価されています。
Lenovoがこれまで築いてきた「Legion」ブランドの信頼性に、モビリティという新たな要素が加わった今回のモデル。
“軽くて強いゲーミングノート”を探している人には、今後の日本展開から目が離せません。