
Apple(アップル)が、Vision Pro用の新しいストラップ「Dual Knit Band」を準備していると報じられています。長時間の装着で感じる重さや圧迫感を軽減し、より快適に使えるようにするのが狙いのようです。
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「Dual Knit Band」のコードが発見される
海外メディア MacRumors によると、Appleのバックエンドコード内に「Dual Knit Band」という名称が見つかったとのこと。現時点でApple公式サイトでは販売されていませんが、Vision Proの既存アクセサリーには「Solo Knit Band」と「Dual Loop Band」があります。
新しい「Dual Knit Band」はその中間のような設計で、ニット素材の柔らかさと、複数バンドによる安定感を組み合わせたタイプになる可能性があると見られています。
頭頂部を支える設計で、圧力を分散
リーク情報によると、「Dual Knit Band」は頭頂部を通る上部バンドと、通常通り横に回るメインバンドの2層構造になるようです。
この「上部バンド」は、ヘッドセットの重量を頭全体で支える役割を果たし、顔にかかる圧力を軽減する効果が期待されています。実際、他社のVRヘッドセットでも同様の構造が採用されており、快適性を大きく向上させる要素とされています。
1.4ポンドの重さが課題。改良版にも期待
Apple Vision Proの重量は約1.4ポンド(約635g)と比較的重く、この点が長時間使用時の疲労感や首の負担の主な原因とされています。
BloombergのMark Gurman氏も7月時点で、首の負担を軽減するための新バンドが試作段階にあると伝えており、今回のリークはその延長線上にあると考えられます。
今後、Appleは本体素材にチタンを採用するなどして、より軽量な次世代モデルを目指しているとも報じられています。
「快適性の再設計」でVision Proの弱点克服なるか
Apple Vision Proは革新的な体験を提供する一方、重さや装着感がユーザーの不満点として指摘されてきました。
今回の「Dual Knit Band」は、そうした課題に正面から向き合うAppleの改良アプローチの一つ。まだ公式発表はありませんが、次回のアップデートや販売アクセサリーに追加される可能性も高そうです。
現時点では日本での発売予定は未定ですが、Vision Proの使い心地を左右する重要な要素として、今後の動向に注目です。