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OnePlusのAI機能「Mind Space」にGoogle Geminiがやってくる
OnePlusが、独自のAI機能「Mind Space」にGoogleの生成AI「Gemini」を統合することを正式に発表しました。
このアップデートは「OxygenOS 16」を搭載するOnePlusのフラッグシップモデル向けに、近日中に提供開始されるとのことです。
今回の発表はOnePlus Indiaの公式SNS投稿で明らかになったもので、投稿内の注釈には「Coming soon to OnePlus flagship devices with OxygenOS 16」と記載されています。現時点では明確な対応機種は公表されていませんが、**次期モデル「OnePlus 15」**が最初の対応端末になると見られています。
「Mind Space」とは?AIが整理してくれる“デジタルロッカー”
Mind Spaceは、ユーザーが保存したメモ、記事、スクリーンショットなどを一括で整理できるデジタルロッカー機能。OnePlus独自のAIが、自動的に要約・キーワード付与・タグ化を行うことで、後から簡単に情報を探し出せるように設計されています。
今回のGemini統合により、保存されたデータをもとにGeminiがユーザーの行動を支援することが可能になります。たとえば、Mind Spaceに記録された旅行メモやリストをもとに、Geminiに「5日間のパリ旅行を計画して」と指示すれば、AIがプランを立ててくれる――といった使い方が想定されています。
OxygenOS 15のAI機能からさらに一歩進化
Gemini自体は、すでにOxygenOS 15搭載機でも利用可能でした。しかし今回の統合で、単なるAIチャットではなく、ユーザーの保存データと連携して情報を“思い出す”ことができる点が大きな進化です。
OnePlusは詳細な仕様やリリース時期を明かしていませんが、「Your planner, assistant, and manager — all in one」というメッセージからも分かる通り、Geminiがスケジュール管理や情報検索を含む日常タスクをサポートする「統合AIアシスタント」として進化していくことが期待されます。
日本での提供は未定。AI連携の新潮流に注目
現時点では、日本での提供時期や対応端末は未発表です。とはいえ、Google GeminiをベースにしたAI統合が進む流れは、他メーカーにも波及する可能性があります。
OnePlusが打ち出す「AIによる情報整理+行動支援」という方向性は、今後のスマートフォンの使い方を変える大きな一歩になりそうです。