
Googleが新しいスマートホーム製品を発表しました。ラインナップは「Nest Cam Indoor 2K」「Nest Cam Outdoor 2K」「Nest Doorbell 2K Wired」の3モデル。価格はそれぞれ99ドル、149ドル、179ドルとなっています。いずれも2K HDR映像に対応し、広視野角や暗所でのカラー映像を実現。さらに新しいAI「Gemini for Home」との統合が大きなポイントです。
目次
室内・屋外・ドアベルが2K HDRに進化
今回のNestシリーズは、従来モデルのデザインを引き継ぎつつ、内部スペックを大きく進化させています。全モデルで2K HDR解像度に対応し、従来よりも広い縦横比の視野を確保。新しいセンサーと大口径レンズにより、低照度でもフルカラー映像が記録可能になりました。
さらに、独自のAI「Gemini for Home」と統合されており、単純に「動きを検知」といった通知ではなく、「犬がケージから飛び出した」など、より具体的なシーン認識が可能になっています。
新色BerryとHazelがラインナップ
デザイン面では、新たに鮮やかなレッドの「Berry」と落ち着いた「Hazel」が追加。来春発売予定のGoogle Homeスピーカーと同系色となっており、ホームデバイス全体でカラーコーディネートが楽しめるようになっています。
また、DXOMarkによると、これらの新Nestカメラはそれぞれのカテゴリーで評価1位を獲得しているとのこと。性能面でもかなり高い評価を受けているようです。
保存機能と有料プランもアップデート
無料で保存できる映像クリップも改善され、これまでの「10秒×3時間」から「10秒×6時間」に拡大されました。それ以上の録画を利用する場合は、月額10ドルの「Google Home Premium」(旧Nest Aware)への加入が必要です。
なお、2015年以降の既存NestカメラもGemini対応が予定されています。新モデルはアメリカで発表されましたが、日本での発売は現時点では未定です。
Gemini時代のNestカメラが目指すもの
今回の発表で重要なのは、Nestカメラが単なる監視カメラから「理解して伝えるAIカメラ」へと進化したことです。2K HDR画質や暗所カラー映像といったスペックアップに加えて、Geminiによるシーン解釈が加わることで、家庭内での使い勝手は大きく変わりそうです。