
OPPOが次期フラッグシップ「Find X9 Pro」に200MP望遠カメラを採用することが明らかになりました。SamsungやVivoが200MPセンサーを導入するなか、OPPOは望遠カメラへの搭載という独自の方向性を打ち出しています。
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200MPセンサーを望遠カメラに採用
OPPOのFindシリーズ製品マネージャー・周一宝氏が、中国SNS「Weibo」でFind X9 Proに200MP望遠カメラを搭載することを正式に確認しました。
従来モデルのFind X8 Proは、背面に4眼構成を採用し、3倍・6倍のペリスコープ望遠ユニットを2基備えていました。新モデルでは望遠カメラが1基に絞られるとみられますが、200MPセンサーの高解像度を活かすことでクロップ性能や暗所撮影の感度が向上する見込みです。
また、70mmの焦点距離を持つカメラサンプルも公開されており、このユニットが200MPセンサーを搭載していると考えられます。前世代の50MP望遠から大幅な強化となります。
Hasselbladとの協業と新アルゴリズム
Find X9 Proは、従来通りカメラメーカーのHasselblad(ハッセルブラッド)と協業し、色再現性の向上を図ります。さらに、OPPOのサブブランドOnePlusが導入予定の独自アルゴリズム「LUMO Super Pixel Engine(海外名:DetailMax)」も採用され、ユーザーが両方式を切り替えられる可能性が示唆されています。
加えて、すべてのカメラで一貫した色表現を実現する「Danxia True Colorレンズ」を搭載。これは従来「Find X8 Ultra」のみに提供されていた技術で、今回Proモデルにも拡大されます。
SoC・バッテリー・OSの最新仕様
Find X9 Proは、MediaTekの次世代ハイエンドチップ「Dimensity 9500」を採用予定と報じられています。さらに7,550mAhの大容量バッテリーを備えるとされ、長時間駆動を重視した設計になる可能性があります。
メインカメラにはSony製「LYT-828」50MPセンサーを搭載。OSはAndroid 16をベースとした「ColorOS 16」が初搭載され、Find X9シリーズから順次提供される見込みです。
発表は中国より先行して行われ、グローバル市場(ヨーロッパ・アジア)では10月28日の発表が予定されています。日本での発売については現時点では未定です。
次期フラッグシップの注目ポイント
OPPO Find X9 Proは、200MP望遠カメラを中心に大幅な強化が図られたフラッグシップ機となりそうです。従来の2基構成から1基に絞りつつも、高解像度によるズームやクロップ性能の進化が期待されます。Hasselbladとの協業や独自アルゴリズムの導入、Dimensity 9500と大容量バッテリーの組み合わせなど、ハード・ソフト両面で大きな刷新が予告されています。