
Samsungは新型タブレット「Galaxy Tab S10 Lite」をインド市場向けに発表しました。同モデルはシリーズの中でも比較的手に取りやすい価格帯に位置づけられており、すでに米国など一部地域で展開されていた製品です。今回のインド発売により、さらに多くの市場へ広がりを見せています。
目次
10.9インチ・90Hzディスプレイと大容量バッテリー
Galaxy Tab S10 Liteは、10.9インチのTFTディスプレイを搭載。解像度はWUXGA+(2112×1320ピクセル)で、90Hzのリフレッシュレートに対応します。SoCにはSamsung製「Exynos 1380」を採用し、動画視聴や日常的なアプリ利用に十分な処理性能を備えています。
バッテリー容量は8,000mAhで、25Wの有線急速充電に対応。公式によると、フル充電で最大16時間の動画再生が可能とされています。
Galaxy AIやSペンに対応
本モデルの特徴のひとつが「Galaxy AI」への対応です。別売のキーボードカバーにはAIツール専用キーが用意され、作業効率を高められる設計となっています。OSはAndroid 15ベースの「One UI 7」を搭載し、Wi-Fi 6やBluetooth 5.3といった最新の通信規格にも対応。Sペンも利用でき、メモやイラスト用途にも適しています。
カメラは背面8MP、前面5MPとシンプルな構成で、オンライン会議やビデオ通話に向いた仕様です。
インドでの価格・展開状況
カラーはシルバー、グレー、コーラルレッドの3色展開。ストレージは128GBと256GBの2種類で、メモリは最大8GBに対応します。インドでの価格は以下の通りです。
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6GB+128GB(Wi-Fi):30,999ルピー
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8GB+256GB(Wi-Fi):36,999ルピー
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6GB+128GB(Wi-Fi+5G):35,999ルピー
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8GB+256GB(Wi-Fi+5G):41,999ルピー
販売はSamsung公式サイトやAmazonなどのECサイトで行われています。なお、日本での発売は現時点では未定です。
手頃な価格帯でAI対応タブレット市場を拡大へ
Galaxy Tab S10 Liteは、手頃な価格帯ながらExynos 1380や90Hzディスプレイ、さらにGalaxy AI対応といった要素を備えたエントリー向けタブレットです。インドでの投入により、今後アジア市場でも存在感を高めていく可能性があります。