スマートフォンのデザインが似通いがちななかで、はっきりとした個性を打ち出しているのがMotorolaの「Moto G57 Power」です。海外メディアNotebookcheckは、本機のデザイン的特徴にフォーカスし、その独自性を詳しく紹介しています。
背面のヴィーガンレザー仕上げやPantone監修カラー、そして一体感のあるカメラモジュール処理など、スペック表では見えにくい部分にこそ、このモデルの特徴があるようです。
目次
Pantoneカラーが映える背面デザイン
Moto G57 Powerの最大の特徴は、Pantoneと提携したカラーバリエーションです。一般的なブラックやホワイト、グレーではなく、「Corsair(ミディアムブルー)」「Fluidity(ターコイズ)」「Pink Lemonade(ビビッドピンク)」といった発色の良いカラーが用意されています。
いずれも単なる派手さではなく、落ち着きと個性を両立したトーンが採用されている点が印象的です。レビュー機は「Corsair」カラーだったと報じられています。
背面素材はレザー調のヴィーガンレザー仕上げ。細かなテクスチャーが施されており、指紋が付きにくい仕様になっています。光沢ガラスとは異なるマットな質感で、見た目だけでなく実用面でも配慮された設計といえます。
Motorolaは近年、背面パネルのデザインを標準化し、このレザー調仕上げをベースにPantoneカラーを展開しています。そのため、カラーバリエーションを変更しても統一感のある外観に仕上がるのが特徴です。
カメラ一体型の滑らかな造形
もうひとつのポイントは、カメラモジュールの処理です。
多くのスマートフォンでは、カメラ部分が本体から大きく張り出すデザインが採用されていますが、Moto G57 Powerでは背面からカメラ部へ滑らかにつながるカーブが設けられています。急激な段差を作らず、緩やかな曲線で処理することで一体感を高めています。
さらに、レンズ周辺も背面と同じ素材で仕上げられており、モジュールだけが浮いて見えない設計になっています。デザインとしての完成度を意識した構造です。
また、本機はIP64等級に対応しており、防塵および水しぶきへの耐性を備えています。Notebookcheckのテストでは、筐体の剛性も高く、目立ったたわみは確認されなかったと報じられています。比較的手に取りやすい価格帯ながら、ビルドクオリティを重視している点も特徴です。

統一デザインのメリットと課題
Motorolaは近年、シリーズ全体で統一感のあるデザイン言語を採用しています。背面のレザー調パネルやカメラ周りの造形は、複数モデルで共通化されています。
その結果、ブランドとしての一貫性や高級感は強まる一方で、モデルごとの差異が分かりにくいという側面もあります。Notebookcheckでは、Moto G06とMoto G86のように価格差があるモデル同士でも、細部を見ないと区別しにくいと指摘されています。
Moto G57 Powerもそのデザイン体系の一部に位置づけられるモデルです。性能面の違いはあるものの、外観だけでは判断しづらい可能性があります。
なお、記事執筆時点でMoto G57 Powerの日本発売については明確な発表は確認されていません。国内展開や価格については、今後の正式発表を待つ必要があります。
デザインで差別化を図るミドルレンジ機として、Moto G57 Powerは確実に存在感を放っています。スペックだけではなく、素材やカラーを重視するユーザーにとっては注目すべき1台と言えそうです。
引用: Notebookcheck
