
サムスンが、次世代の折りたたみスマートフォンとして「Wide Fold」と呼ばれる新モデルを準備していると報じられています。縦長の「Galaxy Z Fold」シリーズとは異なる画面比率を採用し、Appleが開発中と噂される「iPhone Fold」に対抗する狙いがあるようです。
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2026年に2種類のFoldモデルを投入予定
韓国メディアET Newsによると、サムスンは2026年後半に「Flip」1機種と「Fold」2機種を発表する計画だといいます。そのうちの1機種が「Wide Fold」とされるモデルです。
現行のGalaxy Z Fold 7は、縦長の折りたたみ内画面と一般的な縦長カバー画面を備えていますが、新しいWide Foldはそれとは異なる方向性を採る模様です。
「Wide Fold」は横長比率の折りたたみ端末に?
報道によると、Wide Foldは折りたたんだ状態で従来より縦が短く、横が長い画面比率を採用する見込みです。内部ディスプレイは、18:9の画面を横に2枚並べたような設計で、展開時には18:18に近い正方形に近い比率となるとのこと。
これはGoogleの初代「Pixel Fold」やOPPOの「Find N」シリーズと似た「横長で squat なデザイン」に近く、従来のZ Foldシリーズが持つ縦長の形状とは大きく異なります。
Appleの「iPhone Fold」対抗モデルとの見方
業界関係者は、このWide FoldがAppleの折りたたみスマートフォン「iPhone Fold」への直接的な回答だと指摘しています。iPhone Foldは、従来のFoldよりも背が低く横に広いデザインになると噂されており、サムスンも同じ方向性を模索しているようです。
なお、Wide Foldの仕様は2025年9月末から10月初旬までに最終決定されると伝えられており、正式発表は2026年後半とみられています。日本での発売については現時点では未定です。
2026年折りたたみ市場の主役となるか
サムスンが開発中とされる「Wide Fold」は、縦長のZ Foldシリーズとは異なる横長比率の新しい折りたたみスマートフォンになる可能性があります。AppleのiPhone Foldに対抗する戦略モデルと見られ、2026年の折りたたみ市場に大きな変化をもたらすことになりそうです。