
Samsungが発表した新モデル「Galaxy S25 FE」について、指紋認証方式に関する情報が明らかになりました。これまで一部で噂されていた「超音波式」センサーではなく、「光学式」を採用していることをSamsungが認めています。
目次
指紋認証は光学式、超音波式は非搭載
Android AuthorityがSamsungに確認したところ、Galaxy S25 FEに搭載されているのは光学式の画面内指紋センサーです。発表前には「超音波式」センサーに切り替わるという非公式情報も出ていましたが、実際には従来通り光学式が採用されました。
光学式センサーはコスト面で有利ですが、超音波式と比べると精度や速度で劣るとされています。特に、濡れた指でも認証できる点は超音波式の大きなメリットです。
他社では超音波式の採用が拡大
近年は、Qualcommに加えて中国メーカーのGoodixも独自の超音波式センサーを提供開始したことで、採用例が増えています。実際、realme GT7 Proなどでは超音波式を利用し、水中撮影時のシャッターボタンとして使えるといったユニークな応用も見られます。
一方で、Samsung自身は2019年の「Galaxy S10」以降、フラッグシップの「Galaxy S」シリーズに超音波式を搭載しており、より高速かつ正確な認証体験を求めるなら上位モデルを選択するのが確実といえます。
日本発売は未定
Galaxy S25 FEは先週グローバル向けに発表されましたが、日本での発売予定については現時点で明らかにされていません。今後の動向に注目が集まります。
コスト重視の選択が明確に
Galaxy S25 FEは性能面でいくつかの強化が図られたモデルですが、指紋認証については光学式のままとなりました。濡れた手でも使える超音波式を期待していたユーザーにとっては残念な選択かもしれませんが、コストとのバランスを重視した結果とみられます。より快適な指紋認証を求める場合は、Galaxy S25など上位モデルの検討が必要になりそうです。