Huaweiの最新フォルダブル「Mate X7」が中国で発売されました。高価格帯モデルとして注目される一方で、実は“修理費”もかなり強烈な水準だったことが判明しています。シリーズ別の位置づけ(Mate X7 Pro や Pocket 3 など)の文脈も含めて、Mate X7 のコスト構造を改めて見ていきます。
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Mate X7の修理費、画面交換だけでXiaomi 17 Pro級に?
HuaweiはMate X7の修理部品価格を中国向けに公開しました。
その中でもインパクトが大きいのがフルスクリーン組立の5,199元という金額。内部ディスプレイ、ミッドフレーム、バッテリーがセットになったパーツですが、この価格は中国市場ではXiaomi 17 Proが購入できる水準です。
Mate X7は8インチの内側ディスプレイと6.49インチの外側ディスプレイを備え、両方とも1〜120Hzの可変リフレッシュレートと1440Hzの高周波PWM調光に対応。ピーク輝度は外側3000ニト、内側2500ニトと高レベルです。
また、内側パネルは業界初の三層複合タフネス構造を採用しているとされ、これが修理費の高さに影響していると見られています。
外側ディスプレイだけでも999元と高額で、フォルダブルの維持コストを象徴するような価格設定になっています。
主要パーツもフラッグシップ級の価格帯に
ディスプレイ以外のパーツも高価格帯で、マザーボードは3,179元、バッテリーは299元、背面カバーは579元と公表されています。
カメラユニットは分離型で、
- 50MPメインカメラ:759元
- 望遠モジュール:809元
と、こちらもフラッグシップ並み。
一方で、アクセサリー類は良心的で、SIMトレイは10元、USB-Cケーブルは11元と比較的手頃です。
シリーズ構造から見えるMate X7の立ち位置
Huaweiは今年、Mateシリーズのライン構造を広く展開しており、折りたたみのMate X7に加え、
- より小型の縦折り系ライン「Pocket 3」
- カメラ特化のハイエンド「Mate X70 Pro Plus」
- 上位折りたたみとして存在が噂される「Mate X7 Pro」
などが話題に挙がっています。
Mate X7はその中でも「薄型で軽量なブック型フォルダブル」というポジションで、重量は235g、展開時4.5mm・折りたたみ時9.5mmという薄さも特徴です。
最大構成は20GB + 1TBのCollector’s Edition(17,599元)で、スタイラスにも対応。
カラーバリエーションはObsidian Black、Cloud Brocade Blue、Cloud Brocade White、Cosmic Red、Phantom Purpleと多彩です。
高額な修理費が示すMate X7の“折りたたみの宿命”
フォルダブルは構造的にパーツ数も複雑で、特に大型の折りたたみパネルは独自の素材や複合構造を使うため、どうしても修理費が高くなります。Mate X7の修理価格はその象徴で、薄型軽量を実現するための高度な素材と設計が、維持コストにも直結していることがよくわかります。
なお、日本でのMate X7発売は現時点では未定です。
とはいえ、この修理費水準を見ると、フォルダブルを選ぶ際には“本体価格だけでは語れないコスト”も意識しておいた方が良さそうです。
引用:GIZMOCHINA
