Lenovoが展開するThinkPad Xシリーズは、持ち運びやすさを重視したビジネス向けノートとして長く支持されてきました。その最新モデルとなるLenovo ThinkPad X13 G6が登場し、モビリティをさらに強化した構成が話題になっています。ただ、その一方で気になるポイントも出てきたようです。
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軽量化を推し進めた新型X13 G6の特徴
今回のThinkPad X13 G6は、「とにかく軽く」という方向性がはっきりしています。
Intelモデル(5Gなし)では1kg未満に抑えられ、旧来のThinkPad X1 Nanoの後継ポジションとも言えるサイズ感。ただ、AMDモデルは冷却機構が強化されているためやや重量増となり、さらに5G内蔵モデルも重くなる構成です。
それでもシリーズ全体としては非常にコンパクトで、毎日の持ち運びが前提のユーザーには魅力的。価格もヨーロッパでは約1,300ユーロ〜とされ、ThinkPad X1 Carbonより手が届きやすいラインにあります(※日本価格は現時点で未定)。
Ryzen AI 7 PRO 350搭載モデルの実力とは
Notebookcheckがレビューしたのは、AMD Ryzen AI 7 PRO 350を搭載した構成。
CPU性能は競合機と比べてもかなり健闘しており、ビジネス用途はもちろん重めの処理もこなせる実力です。ただしLunar Lake世代の搭載機はグラフィックス性能で優位とのことで、GPU負荷の高い作業では差が出る可能性があります。
ディスプレイは低消費電力IPS/Full HD/60Hzの組み合わせ。
大きな不満はないものの「画質にこだわる層には上位パネルを選べるようにしてほしい」という指摘も。とはいえsRGBを100%カバーしており、キャリブレーション後は写真編集にも使えるレベルの色精度を確保しています。
長年のThinkPadユーザーが気にする“ヒンジとキーボード”
今回のレビューで特に厳しく評価されたのが、ヒンジの軽さとキーボードの質。
ディスプレイヒンジはかなり軽めで、揺れ(wobble)が大きいとのこと。さらに本体の剛性も「やや物足りない」という評価があり、持ち運び時の耐久性を重視するユーザーには気になる点です。
そして最大の弱点とされたのがキーボード。
キーストロークは1.5mm確保されているものの、打鍵感は「平均的」とされ、歴代ThinkPadらしさが感じにくいとのレビュー結果。
最近の薄型機でも良質なキーボードを維持する例はあり、たとえばHonor MagicBook Art 14はその一例。長年ThinkPadのキータッチを支持してきた層にとっては見逃せないポイントです。
モビリティ重視の進化が、定番の“らしさ”に影響した印象
総じてThinkPad X13 G6は、軽量化と携帯性をとことん追求したモデル。一方でその進化の裏側で、従来ThinkPadの強みとされてきたキーボードやヒンジ周りのクオリティが揺らいでいる、というレビューが印象的でした。
特に毎日使うユーザーにとっては、このバランスの変化が購入判断の大きなポイントになりそうです。
引用: NOTEBOOKCHECK
