
サムスンはドイツ・ベルリンで開催された「Galaxy Event(IFA 2025)」にて、新型タブレット「Galaxy Tab S11」および「Galaxy Tab S11 Ultra」を発表しました。両モデルともS Penに対応し、防水防塵性能(IP68認証)を備えています。
目次
14.6インチ大画面モデルも登場、Dynamic AMOLED 2X搭載
Galaxy Tab S11は10.9インチ、Galaxy Tab S11 Ultraは14.6インチのディスプレイを搭載。いずれもDynamic AMOLED 2Xパネルで、最大120Hzのリフレッシュレートに対応します。Ultraはベゼルが細く、高精細な表示性能を備えています。
本体サイズはTab S11が253.7×165.3×5.59mm・480.8g、Tab S11 Ultraが326.29×208.53×5.08mm・689.46gと、Ultraの方が大きく薄型設計となっています。
MediaTek Dimensity 9400+搭載、最大1TBストレージ
両モデルはMediaTekの最新フラッグシップSoC「Dimensity 9400+」を採用。
メモリとストレージ構成は以下の通りです。
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Galaxy Tab S11:RAM 12GB/ストレージ 128GBまたは256GB
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Galaxy Tab S11 Ultra:RAM 12GBまたは16GB/ストレージ 128GB〜1TB
両モデルとも最大2TBまで拡張可能なmicroSDカードスロットを搭載。大容量データの保存にも対応します。
バッテリー・カメラ・OSの仕様
バッテリーはTab S11が8,400mAh、Ultraが11,600mAhを搭載し、どちらも45W有線充電に対応。
カメラは以下の構成です。
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Tab S11:背面13MPカメラ/前面12MP超広角カメラ
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Tab S11 Ultra:背面13MPメイン+8MP超広角カメラ/前面12MP超広角カメラ
OSはAndroid 16とOne UI 8.0を搭載。両モデルともディスプレイ内蔵型指紋認証に対応しています。通信規格はUltraがWi-Fi 7、Tab S11がWi-Fi 6Eに対応します。
価格と発売情報
Galaxy Tab S11シリーズはグレーとシルバーの2色展開。
価格はGalaxy Tab S11が799.99ドルから、Galaxy Tab S11 Ultraが1,199.99ドルからとなっています。発表と同時に海外で販売開始されており、現時点では日本発売は未定です。
Galaxy Tab S11シリーズが示す方向性
Galaxy Tab S11シリーズは、最新のMediaTek Dimensity 9400+を搭載し、S Pen対応やIP68防水を備えたプレミアムタブレットです。特に14.6インチのUltraは大画面かつWi-Fi 7対応で、より高性能を求めるユーザー向けといえます。日本での展開は未定ですが、グローバル市場においてハイエンドAndroidタブレットの有力候補となりそうです。